今年の5月まで、23歳の時(26年前)に建てたアイフルホームの家に一人で住んでいました。




(冬は冷蔵庫の様に寒く、夏はサウナの様に暑い家でした。

エアコンを買うお金がなくて7年間エアコンなし、夏はアイスノンをタオルで巻いて就寝、冬はファンヒーターで滝のような結露の家。

かといって、性能が低いとも思いもせず、これが当たり前の日本の家という感覚でした。)






一度結婚に失敗して、3年前に知り合いの紹介で今の彼女と知り合い再婚を考えるようになりました。

彼女には二人の男の子供がいて高校2年生と中学3年生です。


自分の中では3月に結婚予定でしたが、1月に祖母が亡くなり、2月に母が脳梗塞で意識不明のまま入院と不幸なことが続いてしまい、一旦結婚を見送りました。


5月に家が出来たら入居予定でしたが、下の子が中学3年生で学校が変わるタイミングが難しいと考えて下の子供の中学卒業後(3月頃)に入居、あわせて結婚をした方がよいのでは?となりました。



それまでは市内のアパート暮らし、2人兄弟には可哀そうですがもうしばらく6畳の部屋にベットを並べてすごしてもらいます。



母は一命を取り留めたものの、全身にマヒが残り寝たきり、食事は胃ろうでの栄養補給、話すこともできません。

一日のうち数時間開眼できるようになり、調子が良いときは簡単な会話を理解している様子も見られます。

大学病院から、地域総合病院への転院(最大6カ月以内)、そして昨日、介護施設への入所を終えました。

しかしコロナ禍なので面会は出来ません。

最後になるのではという思いもあり、入所前に一度実家によって、車の中からでもいいので長年住んだ家を見せてあげたかった。

それもこのご時世で叶えることができませんでした。

一回でいいので帰ってきて、家で過ごせるようになるといいな


50m離れている自分の新居にもスロープを作るように計画を変えました。

地鎮祭や上棟を嬉しそうに眺めていた母に、一回でもいいので完成した我が家をみてもらいたいです。


引き渡し後も、新居に住んでいない理由といろいろあった話を書いてみました。